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(アスファルト)ルーフィングとは?特徴や種類をご紹介!

ルーフィングを選ぶコツ

アスファルトルーフィングのほかにも、ルーフィングには種類があります。

それを踏まえた上で、ルーフィングを選ぶコツを説明します。

アスファルトルーフィング以外のルーフィングについて

①透湿ルーフィング

防水性があり、なおかつ湿気は閉じ込めないルーフィングです。

湿気で生じるカビや、木の腐敗を最低限にすることができます。

耐用年数は50年と非常に長いですが、その分コストがアスファルトルーフィングの倍以上かかります。

②高分子系ルーフィング

アスファルトではなく合成樹脂を主成分としたルーフィングです。

耐用年数は改質アスファルトルーフィングと同じですが、違いは軽量であることです。

壁などに負担がかからないほか、地震による揺れのダメージを減らす効果があります。

耐用年数の長さ

耐用年数の長さについてですが、長ければ長いほど良いというわけではありません。

家にどのように住み続けるかによって、必要な耐用年数は変わってくるのではないでしょうか。

今の家の姿をそのままにして、後世にも引き継ぎたいという方は、もちろん耐用年数も長いものがベストです。

しかし、収入や家族構成の変化によってリフォームを考えている方は、ローコストなものがベストです。

ローコストで耐用年数が短いものか、よりコストがかかり耐用年数が長いものか。

住む人の人生設計により合っているものを選ぶことがコツの1つです。

しかし、台風の被害や大雨が続くなどの気候変動によって、屋根が破損してしまう可能性が大きい地域では、耐用年数は目安と考えてください。

他の屋根材の耐用年数

ルーフィングの耐用年数が長くても、他の屋根材の耐用年数が短ければ本末転倒です。

なぜかというと、ルーフィングは他の屋根材に固定して使うものだからです。

ルーフィングの耐用年数が長くても、他の屋根材がだめになってしまえば一緒に取り替えなくてはなりません。

そのため、他の屋根材の寿命と同じか、もしくは少し長いルーフィングを選びましょう。

メリットとデメリット

メリットはルーフィングの種類によって異なり、メリットが多いとコストがかかることがほとんどです。

アスファルトルーフィングは素材にアスファルトを使うため、どうしても重量が重くなってしまうことがデメリットです。

そのため壁などの家への負担がかかりますが、それに比べ他のルーフィングは軽量です。

軽量であればその分負担が減り、耐用年数も長くなりますし、地震による揺れのダメージも少なく済みます。

しかし、コストがかかることがデメリットとなるため、どちらのメリットを取るかが選ぶコツになります。

ルーフィングの留め方

ルーフィングは、種類によって留め方が異なります。

また、留め方によって耐用年数に差が出ることもあるため、知っておいて損はないでしょう。

ここでは2種類の留め方を紹介します。

①タッカー留め

大きなホチキスでルーフィングと屋根材を留める固定方法です。

アスファルトルーフィング940では一般的にこの固定方法が用いられます。

アスファルトルーフィングは釘穴シール性に優れているため、この留め方でも耐用年数に差が出ることはほとんどありません。

しかし、ルーフィングに穴を開けるため、台風や地震による衝撃や劣化起こる事例もあります。

特に、台風や大雨の警戒をしなければならない地域では注意が必要です。

②粘着層留め

ルーフィングの裏側が粘着層となっていて、穴を開けずに屋根材に留めることができる固定方法です。

改質ゴムアスファルトルーフィングやその他のルーフィングで用いられます。

この方法であれば、固定した部分が劣化することもありません。

さらに、張り直しすることができる遅延粘着型のものもあるため、屋根材のみ交換することが可能です。

また、屋根材が一部分だけダメージを受けて張り替えをしたい場合も役立ちます。

 

まとめ

家を建てる際には、屋根材のほかにもルーフィングに注目することが重要です。

アスファルトルーフィングは最も長い実績があり、身近に存在するルーフィングです。

今住んでいる家のルーフィングを知るためにも、これから住む家のルーフィングを選ぶためにも、ぜひ参考にしてみてください。

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