駐車場を作るときの4つの手順
アスファルトで駐車場を施工する時には、最適な施工手順があります。
比較的施工しやすく誰でも簡単にできると思われがちですが、正しい施工方法を行わなければ、アスファルトのメリットを十分に引き出すことができません。
是非参考にしてみてください。
手順1.掘削
一番最初に行うのが、掘削作業です。
これは、ショベルカーなどを用いて不要な土を掘り出し地面を掘り下げていく作業です。
範囲が狭い場合は、手作業など人力で行う場合もあります。
隣接している隣の道路や土地など段差がつかないように計算して所定の高さまで掘り下げていきます。
この作業はアスファルトの基礎を作る大切な作業になりますので、特に入念に行いましょう。
手順2.路盤整正
路盤整正とは、アスファルトを敷く前に掘削作業をした穴に砕石などを敷き詰めて基礎を作る作業です。
この作業をいかに入念に行うかで、アスファルト施工した後の耐用年数に影響が出てきます。
また、道路を走る際の走行性能にも影響が出てくる工程になりますので、しっかり行いましょう。
手順3.アスファルト敷き均し
アスファルト混合物を整正した路盤に敷きならしていく作業です。
小さい面積の場合は、レイキといった道具を用いて人力でならしていきますが、広範囲になるとフィニィッシャーという重機で敷きならしていきます。
この作業は、アスファルト舗装の仕上がりの美観などに大きく影響をしているため、丁寧な施工が求められます。
手順4.転圧
最後に転圧作業で締め固めていきます。
だいたい120℃前後のアスファルトを転圧機械で締めて固めていくことで、ある程度の加重にも耐えられるようになります。
表面温度が50℃前後まで冷え込むと完成なので、転圧してからは使用するまでは意外直ぐに使えるようになります。
判断が難しい場合は、何日か放置しておき完全に乾くのも待つのもいいでしょう。
駐車場をアスファルト舗装する際の注意点
駐車場をアスファルトにするには、メリットだけでなくデメリットもあります。
特に、費用面に関しては初期費用が安いためにお金が掛からないと勘違いされやすいですが、小まめなメンテナンスが必要なことからランニングコストはかなり負担しなければなりません。
また、もともと地盤が弱い土地なら地盤改良が必要ですし、環境温度が上がりやすい地域期では不利な素材です。
投資した費用に対する効果は、必ず注目しておかなければならない点と言えます。
駐車場をアスファルトにすることに迷ったら?
アスファルトは施工性も高く、初期費用も安く抑えられるメリットがあるので駐車場には最適ですが、素材のデメリットから一般住宅などではコンクリートのほうが人気が高いです。
しかし、中古住宅のリフォームであまり費用を掛けたくない、あと何年かで免許返納するといったように将来の使い方によっては、アスファルトのほうが適している場合があります。
自分たちの生活の中で駐車場をどういった使い方するのかを考えて判断していくといいでしょう。
まとめ
駐車場をアスファルト舗装する際のメリット・デメリット、施工方法について解説しました。
アスファルトは素材の特性上、施工場所によっては向き不向きがはっきりでる素材です。
付属部品をつけることで同時に対策をすることも出来ますが、場合によっては余計に費用が掛かってしまうだけになる場合もあるので注意が必要です。
自分の目的に合わせて、情報を整理した上でどうしても判断に迷った場合は、専門業者に相談するのもオススメです。
このとき、ある程度の知識があるほうが相談もスムーズに進むので、余裕がある人は是非参考にしてください。