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駐車場をアスファルト舗装するメリット・デメリット、施工方法は?

駐車場を施工するとき、どのようにしたらいいか悩んでいませんか。

実は、最も簡単な方法がアスファルトを使って施工する方法です。
費用も安いですし、施工性も高いので誰でも簡単に工事をする事が出来ます。

もちろん、メリットだけでなくデメリットもありますし、きっちりとした施工方法や手順を守らなければ100%性能を引き出すことは出来ません。

この記事では、そんなアスファルトのメリットとデメリット、施工方法を解説します。

 

駐車場をアスファルトで施工するメリット5選

駐車場をアスファルトにするメリットは大きく5つあります。

すべて、アスファルトならではの特徴が生きたポイントになっているため、他の材料ではなかなか再現出来ないメリットになっています。

1.施工しやすく工期が短い

アスファルトは乾くのがとにかく早い素材なため、施工が簡単に出来る事から他の素材に比べて工期が短く済みます。

外部環境にもよりますが、施工した後数時間で使用できるようになります。
施工期間が長いとその間に車を他の場所に止めなければなりませんし、職人様の日雇い日数も伸びるため、手間賃が増えます。

また、雨などの環境要因の影響を受けやすくなるので、どちらにしも工期が短いに越したことはありません。

工期が短いということは、それだけでメリットになるということです。

2.初期費用が安い

アスファルトは初期費用が、他の材料に比べて安いのが特徴です。
だいたい、1㎡あたり約5,000円程度でコンクリートの半分くらいの価格で済みます。

駐車場の場合、土地の有効活用として貸し駐車場などとして再利用する場合も多くありますが、このとき利回りを考えます。

当然、初期費用は安いほうが投資回収期間も短くなるので、それに越したことはありません。

そのため、アスファルト施工は駐車場に向いていると言えます。

3.静音性が高い

アスファルトはその素材の特性上、小さな穴が無数に空いているため、走行中の音などを分散させて逃がしてくれる機能があります。

そのため、道路や駐車場など様々な乗り物が走ったり、止まったりするような状況下でも静かな状態を保ってくれます。

駐車場の場合、自動車やバイクなどが通行するだけでなく、一度に多くの乗り物が止まります。

それだけ、音がうるさくなると近隣にも迷惑が掛かるので、静穏性が高いのはまさに向いている素材です。

4.排水性に優れ走行性も高い

ポイント3でも記載しましたが、アスファルトは小さな穴が無数に空いている素材であるため、水が抜けやすく排水性がとても高い素材です。
そのため、雨の日などでも水たまりができにくいため、滑りにくく走行性も高い状態を維持できます。

駐車場は、その特性上走行中だけでなく止まっている乗り物も多いため、走行性が悪いと大きな事故に繋がりかねません。
もちろん、車だけでなく人も多く通行するため、安全性を維持するためにもアスファルトの排水性の高さは大きなメリットになります。

5.部分補修が可能

アスファルトは部分補修が可能な素材です。

たとえば、過度な加重などで一部穴が空いた場合などは、その部分だけを同じ材料で埋めることで補修することが出来ます。

通常部分補修をした場合、その部分だけ強度が落ちてしまったり、補修したところから浸水して耐用年数が落ちたりしてしまいますが、アスファルトの場合はそのようなこともありません。

一部の補修が可能なおかげで、費用も抑えることができるので嬉しいポイントです。

 

駐車場をアスファルトで施工するデメリット3選

駐車場をアスファルトで施工するときには、メリットだけでなくデメリットにも目を向けなければなりません。

デメリットを理解してうまく活用することが、駐車場をアスファルトにするときにの大切なポイントなので、しっかり押さえておきましょう。

1.耐久性が低く耐用年数が短い

アスファルト舗装は耐久性が低く、耐用年数が低いことがデメリットです。

この場合の耐久性や耐用年数を測定する基準は、車などの乗り物が走行する際に支障がなく良好な状態であるかで判断します。

アスファルトは、柔らかい素材である特徴からコンクリートなどに比べて、損傷しやすい傾向にあります。
そのため、どうしても小まめなメンテナンスが必要になってきます。

2.高温に弱く荷重が大きい所には適さない

アスファルトは高温に弱く、長期間高温状態が続くと変形してしまう可能性があります。

素材の特性上、どうしても熱をためやすい傾向にあるので仕方ありませんが、これにより変形してしまった場合、水溜りなどが出来てしまい走行性に悪影響を及ぼします。

駐車場でも限定的な場所でアスファルト施工をする場合は、カーポートなどの日よけ対策を同時に行うといいでしょう。

3.メンテナンス費用が高い

上記でも記載しましたが、アスファルトは特性上どうしても、耐久性や耐用年数が低く、熱にも弱いため損傷しやすい素材です。

そのため、初期費用が安いメリットがある反面、細かな維持管理に必要なランニングコストが高くなる傾向にあります。

部分補修が可能な素材であるため、大きな費用を使って広範囲に補修することは少ないですが、ちょっとした出費は積み重なるため、最終的にはかなりの費用が掛かっています。

初期費用とランニングコストはしっかり計算しておきましょう。

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