「外構工事をしたいが高くて手が出せない」と思ったとき、一度は自分で施工することを考えたことはありませんか?
アスファルト舗装なら意外と簡単にDIYで施工可能です。
ただし、しっかりコツを押さえておかなければ、上手くいかず最終的には業者に頼むことになり余計にお金がかかってしまいます。
この記事では、そんな最悪の事態を回避するために、DIYをするときのやり方や道具を解説します。
アスファルト舗装は自分で施工できる
アスファルト舗装は自分で比較的簡単に施工することができます。
特に費用的な側面をみれば、庭の一部や駐車場一部などの限られた狭い範囲でも予想よりお金がかかってしまいますので、業者に依頼するより自分で行ったほうがお得です。
さらに、外構工事は天気や気温などの外部環境にも影響されるため、工期が変更になったり工程が知らない間に省略されることも珍しくありません。
そのようなリスクもDIYにおける注意点をしっかりと把握しておけば、回避できるのでおすすめです。
メリット
アスファルトのメリットは、単価が安いので手が付けやすく、乾きが早いため素人でもできる施工性の高さです。
また、排水能力も高いため水が溜まる心配もありませんし、静音性も高いので歩く安く足場が安定しやすいのもメリットといるでしょう。
お庭や外構のちょっとした改修工事に向いており、取り掛かるハードルの低さは随一です。
デメリット
アスファルトのデメリットは、「耐久性が低い」こと「温度が上昇しやすい」ことの2つがあります。
コンクリートに比べると、どうしても耐久性が落ちてしまうので小まめなメンテナンスが必要になりますし、直射日光が当たると地表温度は60度付近まで火傷の危険が伴います。
デメリットを把握した上で施工するか判断しましょう。
DIYでアスファルトにする手順
自分でアスファルト施工する際には、正しい手順を踏まなければなりません。
なぜなら、完成した時の強度等に影響がでてしまい耐用年数が低下してしまうからです。
ここでは、正しい手順とその時に注意するポイントについて解説します。
①地面を整える
まずは、地面をきれいに整地することから始めます。
草を抜いたり、小石を取り除いたりしてなるべく地面が均一になるように心がけます。
このときに、エアコンプレッサーなどを活用して落ち葉や埃なども除けておくといいでしょう。
地面の整地はアスファルトの強度にもつながり、耐用年数にも係る一番最初大切な作業なので十分注意して作業することが大切です。
②アスファルトを敷く
アスファルトを一気にまとめて敷いてしまいます。
このときに、なるべくアスファルトが濡れないように注意しましょう。
粘り気が強いため、全体に敷くのは大変ですが一気に敷いてしまうのがコツです。
これは、均一にならしやすくするためです。
一気に撒くことでできるだけアスファルトの偏りリスクを減らすことができるため、この後のならし作業もしやすくなります。
③コテでならす
地面に撒いたアスファルトを均等にならします。
時間をかけてしまうと固化してしまい、均等にならすことが難しくなるので素早く作業することが大切です。
漆喰を塗るときに使うコテなどをつかうのもいいでしょう。
ここまでの作業工程で表面の完成度が変わってきますので、スピーディーに仕上げるように意識しながら作業しましょう。
④水をまいて踏み固める
アスファルトは水に反応して固化する特徴があるので、表面の地上げが終わった時点で水を撒きます。
このときに、表面がぬれる程度でも十分に効果があるのでジョウロなどを活用してもいいでしょう。
均一に撒く必要があるので、ある程度広い範囲の場合はホースのシャワータイプを使うと上手く仕上げることができます。
表面に水をまく工程はとても大切ですが、忘れやすい工程でもありますので注意しましょう。
⑤乾燥させる
最後に締め固めて、乾燥させれば完成です。
足でそのまま踏み固めると、凹凸が出来てしまうので当て板などを使って均等に踏み固めて行くのがコツです。
天気がよく、湿度が低い日なら2時間~3時間で完全に固化します。
日光を当てる以外にとくに方法がないため、雨などの環境に変化には注意が必要です。